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コンゴ民主共和国政府・科学賞受賞

Ngatu Nlandu先生

BRIDGEの理事の一人であるNgatu先生が2023年8月「コンゴ民主共和国政府・科学賞」を受賞されました!
BRIDGEは以前コンゴ民主共和国の公衆衛生分野から、子供たちの教育における支援として、コンゴ子供基金の支援などを中心に活動してきました。Ngatu先生はコンゴ民主共和国出身で、これらの活動においても中心的に活躍され、現在は香川大学医学部公衆衛生学の准教授として活躍されています。

受賞の経緯

「コンゴ民主共和国政府・科学賞」は、コンゴ民主共和国政府の初めての取り組みで、コンゴ民主共和国在住の研究者と、国外に在住するコンゴ民主共和国出身の研究社を対象として贈られる賞と発表されました。コンペ形式でコンゴ民主共和国の将来に最も有益な研究内容として、120名の応募申請者の中からベスト50の研究者が選ばれました。

国家プロジェクトに推薦! 大変な功績のニュース
この賞については、コンゴ民主共和国内のニュースでも大きく取りあげられ、新聞でこの科学賞受賞セレモニーで、コンゴ民主共和国の大統領が5名の優れた発明、研究者の名前を読み上げました。日本で活躍しているNgatu先生の名前は2番目に呼ばれ、彼の研究を国家プロジェクトにしたいと発表されました。
残念ながら、Ngatu先生はコンゴ民主共和国で開催されたこの授賞式に対面での参加は出来ず、オンラインで参加されたそうです。
代わりにコンゴ在住のNgatuさんの共同研究者が代理でに賞状を受け取りました。

Ngatu先生の研究

Ngatu先生はこれまで大きく2つのプロジェクトに取り組んでこられました。

Project1「(BIO MFTA): 皮膚炎症性疾患治療に間するプロジェクト」
Project2「NBF-BMA(Ngatu Bio-Formula:生活習慣病予防と治療剤として)」

Ngatu先生のProject 2「生活習慣病」、特に糖尿病の予防としての治療剤は、既にサプリメントとして商品化が可能とのこと。
Ngatu先生は今後、このサプリメントを商品化し販売していきたいと考えているそうです。
このサプリメントはNgatu先生が高知大学医学部の研究員として勤務されていた時代に、高知県産の産物を利用して糖尿病予防剤の開発をしてこられた経緯があるため、商品化をするためには、高知県内の食品会社と提携するなどしていくことが必要と考えているそうです。

Ngatu先生略歴

1998年6月 キンシャサ大学医学部修了
1998年6月 ソングア医療センター
1999年3月 UN-HCR/BET難民医療プロジェクト医療コ―ディネーター
2000年10月 ソングア大学ソングア医療センター講師・病院長
2001年7月 UN-HCR/OXFAM難民医療プロジェクト医療コーディネーター
2006年6月 土佐女子カレッジ
2008年7月 高知大学医学部リサーチアシスタント
2012年4月 高知大学医学部研究員
2014年4月 高知県立大学大学院特任講師
2016年4月 高知県立大学大学院特任准教授
2018年4月 国際医療福祉大学大学院准教授
2020年4月 香川大学医学部公衆衛生学准教授

香川大学医学部公衆衛生学サイト参照
http://www.kms.ac.jp/~koueisei/index.php?id=20

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